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土壌の物質動態と微生物

土壌は、農作物の最も基本的な生産基盤であるとともに、地球環境システムの維持にも重要な役割を果たしています。土壌がなければ、世界人口を養うことは不可能ですし、地球は生物がすめない氷の惑星になってしまうかもしれません。農業生産や地球システムの基盤としての土壌の役割の多くは、そこに住む微生物のはたらきによるものです。ところが、現在まで人類が培養し、手にすることができた土壌微生物は全体の1%にも満たないと考えられており、我々の足の下にも「地球最後の秘境」が広がっているのです。

 私たちのグループでは、土壌微生物の多様性と機能に関する情報を収集・解析し、それを作物生産の向上や土壌・地球環境の保全に活かすべく、研究を行っています。

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イネ農業形質の遺伝

次世代DNAシーケンサーの助けにより、DNA塩基配列の解析は研究の制限要因ではなくなりました。今後の品種改良に必要な情報を得るためにどのようなことが必要か、自分たちで研究材料や育種素材を作りながら研究しています。

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農学分野でのICT技術の利活用

実際の農業現場における課題は社会情勢や地域性に起因することも多く、単独の学問分野のみで解決まで繋げることは難しい。農業現場では情報通信技術(ICT)の普及が見込まれているが、その恩恵を十分に引き出し、農学を実際の農業現場で役立つ技術として応用するために、作物学や情報工学、社会学等との連携を前提とした境界的な研究を進めています。

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