名古屋大学 大学院生命農学研究科
耕地情報利用研究室
Q&A
Q. どのような学問領域を学べるのでしょうか?
A. 当研究室はテーマ次第で大きく学べる学問領域が変わる、という特徴があります。
テーマが育種に近いものだと、分子遺伝学や作物学寄りとなり、情報科学に近いと、情報学や農業工学寄りとなります。
学生自身が必要とすることを学べる、という研究環境の構築を心がけています。
Q. どの学会に参加しますか?
A. 一年を通して、年2回の育種学会(10月頃、3月末)、談話会(中部地区の育種学会)(11~12月頃)に参加しています。できるだけ発表を経験すべきという本研究室の方針により、談話会は原則全員参加、その他の育種学会もある程度研究の結果が出ていれば参加しています。また、育種学会以外であっても興味のある学会があれば参加を支援する様にしています。
Q. 年間を通してどのような作業がありますか?
A. 研究材料のイネは全員で育てています。それに必要な作業、例えば、イネの種まき、田植え、出穂調査、収穫、そして最後の温室の掃除までが毎年行う作業となります。その他の作物については、研究テーマの似たメンバーで分担して作業にあたります。 夏作も冬作も通年作もあり得るため、相互扶助とギブアンドテイクの精神で作業にあたっています。
Q. セミナーはどれくらいの頻度で行われていますか?
A. 週に1回あります。
一人あたりprogress(研究の進捗報告)が一年に4回、journal(論文紹介)が3回ほど担当します。
Q. 留学生がいますが、セミナーは英語ですか?
A. 基本的には学生は日本語での発表が多いです。journalのパワーポイント資料のみ原則英語で作成しています。
Q. 卒業後の進路はどうなりますか?農場だと就職先もやはり農業寄りになってしまいますか?
A. 例年の学生の就職先を見る限り、農場にある当研究室に来たから必ずしも農業系、ということにはならなさそうです。
もちろん、農業系は多くて、農政や種苗や農機具、食品の分野に進む学生が多いですが、それ以外にはITや建築関係に進んだ学生もいます。
Q. 農作業で必要な道具は自分で用意していますか?
A. ものによりますが、水田長靴、軍手、かっぱ、はさみ等は研究室から支給されます。汚れてもいい服、帽子などは各自で用意します。
Q. 交通手段は何ですか?
A. 車や、バイク、原付、電車、自転車、バスなど人によって様々です。電車通学組は赤池駅や米野木駅まで電車で、そこから農場まで自転車を使って通学しています(赤池~農場30分、米野木~農場15分)。
Q. コアタイムはありますか?
A. いわゆるコアタイムはなく、自由です。皆で作業がある日(田植えや収穫など)は10時前に集まり、17時前後に終えることが多いです。